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夜に咲く名前のない恋人達
第14章 バトル最終日
ぼんやりとした視界の先に、高価そうなシャンデリアと、スーツ姿の男の影。

黒服の男から運ばれてきたぷりんを、グラスを揺らしながら覗き込んだ司は、口元に笑みを浮かべた。

「クク……麗香に聞いてんだろ?犯されたらルカが助かるって」

「…………」

涙目で司を見つめて、首を微かに振る程度しか、抵抗の意思を見せることはできなかった。

「もう、何も言えないか……?」

「…あ………うっ……」

ソファで寝かされたぷりんの隣に、司がゆっくりと腰を下ろす。

司の手が肩に触れた瞬間、ぷりんの体がピクリと震えた。

虚ろな瞳に映る司の姿が怖くて、逃げ出したい。そう思っても体は動かないまま。

「そうやって泣いてくれないと、ルカの為に体を差し出しに来ました。では、つまんねぇからな?」

ぷりんは、自分の意思で司の元へ来るか?ルカを最後まで信じるか?選べると思ってた。

しかし現実は違った。

黒服の男、麗香、司辺りが仕掛けた罠によって、文字通り『司に無理矢理犯される』という状況が待っていた。

司に乱暴に白いニットを捲られると、ピンクのブラジャーが露になり、荒々しく胸を揉みしだかれていく。

「んっ……んぅ……」

話せないのにこんな苦しそうな声は出てしまう……

私が体を差し出して、ルカくんが助かったらいい……

そんなの綺麗事でも、なんでもなかった……

私はもう……

ルカくんに会えない体にされるんだ……

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