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第9章 SNSで大炎上

「今すぐ、何か言い訳を考えてっ！」

そう言い残して、女性マネージャーは電話を切った。

ぷりんは呆然としたまま、スマホを握りしめる。

言い訳なんて、何を言えばいいの……？

何をどう弁解したら、この炎上が収まるの……？

わかんないよっ……

ただ時間が経って、話題が風化するのを待つしかない。

そんなふうに思いながら、壁にもたれて座り込む。

手の中のスマホをぼんやり眺めていると、突然、メッセージの通知が浮かび上がった。

送信者の名前を見た瞬間、体が強張る。

姫先輩だ。

『なんとかしてあげる』

その一言だけ。

あの人は怖い。
ルカと体を重ねた事もあり、大嫌いだった。

信じても大丈夫なのかな……？

姫先輩なんて……

しかし今はもう、誰でもいい。
頼れるなら、すがりたい。

ぷりんはスマホを見つめて、心の中で呟いた。

お願いします……

姫先輩……