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夜に咲く名前のない恋人達
第9章 SNSで大炎上

その時、ふと嫌な視線を感じて、ぷりんは反射的に周囲を見渡した。
「ん……?」
公園の木陰の影が動いた。
そこに、スマホを構えている若い男がいた。
えっ……?
いつも来てくれてる眼鏡の男の人……
驚いたぷりんと目が合った途端、その男はバッとスマホを隠し、足早に公園を出ていく。
今の……撮られた……?
嫌な予感がする。
アイドルが夜の公園でホストと二人きり。
しかも、頭を撫でられている姿を撮られた。
「ぷりん?」
響から声がかかるが、ぷりんの頭の中は、さっきのファンの姿でいっぱいだった。
これ……ヤバいかも……
ただ、ぷりんは毎日20人~30人程度を相手にしている無名の地下アイドル。
フォロワー1000人。
閲覧数は毎回200くらい。
コメントは10個くらい。
拡散されたところで、数人しか知られない。
ファンの間で噂になる程度では?
事務所から怒られるだろうが、ルカの妹という話と同じで、『兄の友達です。驚かせてすいません』程度で済むのでは?
という甘い考えもあった。
「ん……?」
公園の木陰の影が動いた。
そこに、スマホを構えている若い男がいた。
えっ……?
いつも来てくれてる眼鏡の男の人……
驚いたぷりんと目が合った途端、その男はバッとスマホを隠し、足早に公園を出ていく。
今の……撮られた……?
嫌な予感がする。
アイドルが夜の公園でホストと二人きり。
しかも、頭を撫でられている姿を撮られた。
「ぷりん?」
響から声がかかるが、ぷりんの頭の中は、さっきのファンの姿でいっぱいだった。
これ……ヤバいかも……
ただ、ぷりんは毎日20人~30人程度を相手にしている無名の地下アイドル。
フォロワー1000人。
閲覧数は毎回200くらい。
コメントは10個くらい。
拡散されたところで、数人しか知られない。
ファンの間で噂になる程度では?
事務所から怒られるだろうが、ルカの妹という話と同じで、『兄の友達です。驚かせてすいません』程度で済むのでは?
という甘い考えもあった。

