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コンビニバイトの男の子
第6章 一夜

貴之のベッドで仰向けになってスマホをいじっている悠希を横目に見ながら、萩子はドレッサーの前に座ってスキンケアをします。
「寝る前にスマホ見るの、良くないわよ」
笑いながら、注意しました。
「もう少しだけ」
「何見てるの?マンガ?」
「はい。今日の無料の分で見とこうと思って」
そう言うと、スマホを置いて萩子の方に横向きになります。
「そうだ。貸してもらったマンガ、めっちゃはまってあっという間に読み終わっちゃいました。今日持ってくるの忘れちゃって」
「いつでもいいわよ。それより、気に入ってもらえてよかった」
自分の好きなものを受け入れてもらえて、嬉しくなります。
「僕、少女マンガって避けてたんですけど、あの作品は言われなかったら気付かないですよね」
「そうね。私も恋愛系の重いのは合わなかったんだけど、あれはすんなり読めたのよね」
「それで今、少女マンガで他にいいの無いか探してて、1個見つけたんですけど無料は1巻までしか読めなくて。中古で買おうか迷ってるんですよね」
悠希が気に入る作品が何か、気になりました。
「どんな作品なの?」
「結構古いマンガなんですけど、アメリカのストリートギャングの少年と日本人の青年との関係の話で、最初に謎の言葉が出てきて・・・」
「え?それってもしかして」
萩子がタイトルを伝えると、悠希は驚きます。
「そうです!萩子さん、知ってるんですか?」
「私も高校生の時に友達から勧められて、全巻揃えたのよね。それ貸そうか?」
「ぜひお願いします!」
「実家にあるので、送ってもらうから。届いたら教えるね」
その後スキンケアをしながら、そのマンガの話で盛り上がります。
(こういう話は、貴之さんとできなかったのよね)
マンガは読まない貴之とは、このような話はできませんでした。
ふと、悠希と一緒に暮らしていたらこういう楽しい時間も過ごせるんだと、頭に浮かびます。
(はっ、いけない!これは今だけの特別だから)
気を引き締めようと思い直しますが、一度意識した感情はなかなか消えません。
「寝る前にスマホ見るの、良くないわよ」
笑いながら、注意しました。
「もう少しだけ」
「何見てるの?マンガ?」
「はい。今日の無料の分で見とこうと思って」
そう言うと、スマホを置いて萩子の方に横向きになります。
「そうだ。貸してもらったマンガ、めっちゃはまってあっという間に読み終わっちゃいました。今日持ってくるの忘れちゃって」
「いつでもいいわよ。それより、気に入ってもらえてよかった」
自分の好きなものを受け入れてもらえて、嬉しくなります。
「僕、少女マンガって避けてたんですけど、あの作品は言われなかったら気付かないですよね」
「そうね。私も恋愛系の重いのは合わなかったんだけど、あれはすんなり読めたのよね」
「それで今、少女マンガで他にいいの無いか探してて、1個見つけたんですけど無料は1巻までしか読めなくて。中古で買おうか迷ってるんですよね」
悠希が気に入る作品が何か、気になりました。
「どんな作品なの?」
「結構古いマンガなんですけど、アメリカのストリートギャングの少年と日本人の青年との関係の話で、最初に謎の言葉が出てきて・・・」
「え?それってもしかして」
萩子がタイトルを伝えると、悠希は驚きます。
「そうです!萩子さん、知ってるんですか?」
「私も高校生の時に友達から勧められて、全巻揃えたのよね。それ貸そうか?」
「ぜひお願いします!」
「実家にあるので、送ってもらうから。届いたら教えるね」
その後スキンケアをしながら、そのマンガの話で盛り上がります。
(こういう話は、貴之さんとできなかったのよね)
マンガは読まない貴之とは、このような話はできませんでした。
ふと、悠希と一緒に暮らしていたらこういう楽しい時間も過ごせるんだと、頭に浮かびます。
(はっ、いけない!これは今だけの特別だから)
気を引き締めようと思い直しますが、一度意識した感情はなかなか消えません。

