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コンビニバイトの男の子
第6章 一夜
その理由を、悠希とふたりとの男性器の形の違いが気になり、ネットで調べて理解したのでした。
(包茎、だからだったのね)
萩子としては全く気にしないことを、男性はコンプレックスに感じるんだということを知り、自分も同じなんだと思えるようになったのです。
(悠希くんがいつも褒めてくれるから、私のこの躰も気にならなくなったのよね)
それもあって、一緒に入ろうと思ったのでした。
チェストから、グレーのナイトブラジャーとショーツを取り出します。これも店員さんに夜用の下着を相談した時に、最近流行りと紹介されたものでした。ブラジャーのアンダー部分とショーツのウエスト部分にある白いベルトに、ブランドのロゴが描かれています。
(後、バスタオルは・・・、そうだ)
手を伸ばして、上の棚から箱を下ろしました。
(何かで貰ったのよね?これ、使っちゃおう)
蓋を開け、中からペアのバスタオルを取り出します。
クローゼットを出たところで、
「あ、忘れてた」
と呟き、ドレッサーの前に立ちました。上着を脱ぎ、脇を鏡に映します。触ると、生え始めた脇毛の感触がありました。脱衣室から持ってきたカミソリで、丁寧に処理します。
「これでよし」
カミソリをドレッサーの抽斗に仕舞って、服を着ます。寝室を出ると、急ぎ足で階段を下りました。
「ごめーん。準備できたー?」
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