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コンビニバイトの男の子
第6章 一夜
「へー、こうやって知らせてくれるんですね。すごいなー」
「うん。・・・私、ここ片付けちゃうから、悠希くん、先にお風呂入って」
「えっ、いいんですか?」
「お客さんでもあるんだから、一番風呂どうぞ」
「うーん・・・」
テーブルを拭き終えた悠希が、キッチンに戻ってきます。
「嫌じゃなかったらですけど・・・」
「なーに?」
萩子の問い掛けに応えず、もったいぶるようにテーブル拭きを水道水で洗い、絞って横に置きます。
くるっと萩子の方に振り向きました。
「一緒にお風呂、入りません?」
「・・・一緒に?」
「はい。駄目ですか?」
上目遣いで恐る恐るという感じでお願いしてくる悠希に、母性本能が刺激されます。
(これも、特別な日に特別のこと、よね)
「しょうがないなー。じゃあ、この水切りカゴの中身を片付けてもらえる?私、こっち片付けたら終わるから、そしたら、ね」
「やった!」
嬉々として片付け始めた悠希に、苦笑しました。午後、ここでフェラチオをさせてきた時の、ちょっと強引さが男を感じさせたのとは一転し、今は歳相応の男の子っぽさを感じます。
(こういうギャップも可愛くて、惹かれちゃうのよね)
萩子は食器を食洗機に移し終えると、スイッチをオンしました。低い音をたてて、洗浄が始まります。
いよいよ、一緒にお風呂に入る時が迫ってきました。
「バスタオルとか持ってくるから、準備しててくれる?」
「はい」
萩子はキッチンを後にして、脱衣室の様子を見るふりをして立ち寄ってから2階の寝室に入り、そのままウォークインクローゼットに向かいました。
「いよいよ、ね・・・」
思わず呟きが溢れます。
萩子は今まで、夫の貴之と一緒にお風呂に入ったことがありませんでした。それ以前の初めての彼氏とも無く、男性と入ったのは幼少の頃に父親とだけでした。
貧相な躰と自覚していた萩子が、明るいところで裸体を晒されることを嫌っていたためですが、初めての彼氏も貴之も誘ってくることはありませんでした。貴之に至っては、結婚1周年記念で行った旅行の時、宿泊した旅館の豪華な部屋付きの露天風呂という、気分が上がる環境でさえ、別々に入っていたくらいです。
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