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コンビニバイトの男の子
第6章 一夜

《ハルミ:なんかいつもと違いますね》
萩子は自分が送った内容を見返しました。
(確かに、いつもよりそっけない感じになってる・・・)
《ハルミ:眠かったら終わりましょうか?》
《萩子:大丈夫》
(いつものように振る舞わないと・・・)
そう思っても、いつものようにいい話題が浮かばず、時間ばかり過ぎていきます。
《ハルミ:もしかして何か心配事があるんですか?》
《ハルミ:人に話したら解決するかもしれませんよ》
《ハルミ:萩子さんがそう教えてくれました》
(年下の悠希くんに心配されるなんて駄目よね)
《萩子:なんにもな|》
そこまで入力した時に、また悠希からメッセージが届きました。
《ハルミ:もしかして、空き巣のことじゃないですか?》
《ハルミ:由絵さんと話してましたよね?》
萩子の指先が、止まります。そこで、貴之が一晩不在になることへの不安を感じていることに気が付きました。
(悠希くんは、何でもお見透しね・・・)
深呼吸してソファに座り直すと、書きかけたメッセージを消します。萩子は、正直に伝えることにしました。
《萩子:実は、夕食後に主人からゴールデンウィークに一泊二日で出張に行くって話があって》
《ハルミ:え?》
《ハルミ:ゴールデンウィークに宿泊の出張をですか?》
《萩子:うん》
《ハルミ:断るようにお願いしました?》
《萩子:主人は心配してくれて断るって言ったけど、私が大丈夫だって言った》
《萩子:仕事に支障が出るような迷惑かけたくないし》
《ハルミ:萩子さん、ほんとに大丈夫ですか?》
《萩子:一泊だけだし、ちゃんと戸締まりしたら大丈夫かなって》
悠希に伝えたことで、大丈夫な気がしてきました。
(うん。心配し過ぎよね。大丈夫、大丈夫)
《ハルミ:でも》
《ハルミ:由絵さんから、空き巣のことで他に聞いてないですか?》
《萩子:なにも聞いてないけど》
《ハルミ:お巡りさんとの話が聞こえちゃったんですけど》
《ハルミ:先週コンビニ周辺でも起きたらしくて》
《ハルミ:それが、夜寝てる時に侵入してきたんだそうです》
《ハルミ:その時は、住んでいるご主人と鉢合わせして何も取らずに逃走したらしいんですけど》
《ハルミ:空き巣から、犯行の手口が大胆になってきてるって言ってました》
「そんなことが・・・」
萩子は自分が送った内容を見返しました。
(確かに、いつもよりそっけない感じになってる・・・)
《ハルミ:眠かったら終わりましょうか?》
《萩子:大丈夫》
(いつものように振る舞わないと・・・)
そう思っても、いつものようにいい話題が浮かばず、時間ばかり過ぎていきます。
《ハルミ:もしかして何か心配事があるんですか?》
《ハルミ:人に話したら解決するかもしれませんよ》
《ハルミ:萩子さんがそう教えてくれました》
(年下の悠希くんに心配されるなんて駄目よね)
《萩子:なんにもな|》
そこまで入力した時に、また悠希からメッセージが届きました。
《ハルミ:もしかして、空き巣のことじゃないですか?》
《ハルミ:由絵さんと話してましたよね?》
萩子の指先が、止まります。そこで、貴之が一晩不在になることへの不安を感じていることに気が付きました。
(悠希くんは、何でもお見透しね・・・)
深呼吸してソファに座り直すと、書きかけたメッセージを消します。萩子は、正直に伝えることにしました。
《萩子:実は、夕食後に主人からゴールデンウィークに一泊二日で出張に行くって話があって》
《ハルミ:え?》
《ハルミ:ゴールデンウィークに宿泊の出張をですか?》
《萩子:うん》
《ハルミ:断るようにお願いしました?》
《萩子:主人は心配してくれて断るって言ったけど、私が大丈夫だって言った》
《萩子:仕事に支障が出るような迷惑かけたくないし》
《ハルミ:萩子さん、ほんとに大丈夫ですか?》
《萩子:一泊だけだし、ちゃんと戸締まりしたら大丈夫かなって》
悠希に伝えたことで、大丈夫な気がしてきました。
(うん。心配し過ぎよね。大丈夫、大丈夫)
《ハルミ:でも》
《ハルミ:由絵さんから、空き巣のことで他に聞いてないですか?》
《萩子:なにも聞いてないけど》
《ハルミ:お巡りさんとの話が聞こえちゃったんですけど》
《ハルミ:先週コンビニ周辺でも起きたらしくて》
《ハルミ:それが、夜寝てる時に侵入してきたんだそうです》
《ハルミ:その時は、住んでいるご主人と鉢合わせして何も取らずに逃走したらしいんですけど》
《ハルミ:空き巣から、犯行の手口が大胆になってきてるって言ってました》
「そんなことが・・・」

