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コンビニバイトの男の子
第6章 一夜
「ほら、回覧板にありましたけど空き巣が増えているでしょ。ゴールデンウィークは留守宅が増えるので、注意喚起のために防犯ポスターを配っていたそうで、その時にお会いして教えてくれたんですよ」
「ああ、それで」
納得した顔の貴之に、萩子は会話が途切れないように問い掛けます。
「ゴールデンウィークと言えば、貴之さんは予定通り仕事でしたよね?」
「いや、それが、ちょっと違う予定が入りそうなんだよね」
「違う予定ですか?」
「例の接待をしているお客さんとの契約が上手くいきそうなんだけど・・・」
話の途中で、テーブルに置いていた貴之のスマートフォンが振動して、着信を知らせました。
「噂をすれば、部長から電話だ」
画面を見た貴之がそう言って電話に出ます。
「星野です。お疲れ様です。・・・はい」
仕事の話だからなのか、貴之が気を使ってリビングを出ていきました。
(電話なんて珍しい・・・)
しばらくして戻ってきた貴之は、再びソファーに座ると溜め息をつきます。
「部長さんから、何かあったんですか?」
「さっき話してた契約がまとまったって連絡で」
「それは良かったですね」
「実はほぼ決まっていた状態だったんだけどね。で、さっき言ってた違う予定って、この最後の契約書の取り交わしを先方で行うことになっていて、自分も同席して欲しいって言われてたんだ」
「それじゃあ、出張に?」
結婚後すぐに役職者になった貴之が出張することは滅多にありませんでした。
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