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コンビニバイトの男の子
第6章 一夜
「あの・・・、このコンビニで何かあったんでしょうか?」
男性警官がにっこり笑いました。
「ああ、なんでもありませんよ。防犯用のポスターをお渡ししたんです」
「そういう事でしたか。安心しました」
「この付近で空き巣の被害が増えていますので、奥様も忘れずに戸締まりしてくださいね」
そのことは、地域の回覧板で目にしていました。
「はい。気を付けます。お気遣いありがとうございます」
「こちらこそ、お引き留めしてすみませんでした。では」
男性警官がパトカーの運転席に乗り込みます。女性警官は助手席側に歩きかけますが、立ち止まると萩子に振り向きました。
「あの、旦那様と毎週末公園でウォーキングされてますよね?」
「え、ええ・・・」
「よくお見掛けしていて、素敵なご夫婦だなって思っているんです」
萩子がどう返事したらいいか困っていると、謙遜していると思ったのか更に言葉を続けてきます。
「ほんとですよ。私もうすぐ結婚して退職するんですけど、おふたりのようにお休みの日も時間を共有できる関係を築きたいなって」
「そ、そうですか」
「すみません。なんか急に伝えたくなってしまって。それでは」
女性警官も車に乗り込むと、パトカーはゆっくり駐車場を出て走り去って行きました。
(あの婦警さんに、このコンビニのアルバイトの男の子と不倫してるって言ったらびっくりするかな?逮捕されることは、無いわよね)
萩子はパトカーを見送りながら、一瞬後ろめたさを感じましたが、すぐにその感情は消え去ります。
(さてと。限定スイーツ、どっちにしようかなー)
再び入口に向かって、足取り軽く歩きだしました。
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