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第9章 ８月

薄桃色の襦袢を　言われた様に片手で軽く広げ
豊満な白い胸に絡む赤い縄が　姿見に映し出され　
薄暗い和室にシャッターの音とストロボが光る　

白い肌に絡む赤い麻縄、乳房の上下を菱形に
亀の甲羅の様な模様が白い肌に描かれ
股間に一筋、濃い陰毛が赤い縄から見え
淫裂から滲み出る愛液が、股間の縄の色を
変えている、石川の持つビデオは　綾乃が
着物を脱ぎ肌襦袢の姿で、隣の部屋へ歩く姿を
襖に立ち、物憂げに鏡を見る姿を　前から
横から、アングルを変え　ビデオの中へと
納めていた

縄師の柊が　綾乃の両の手を縛り　天井を這う
太い梁に縄を交わし　引き上げた
薄桃色の肌襦袢を羽織った裸体
縛られた両の手を上に　綾乃は太い梁に
吊り下げられ　譲が黒いバイブを持ち
綾乃に近づき

「　欲しいか？　」

太いバイブを眼前に晒す、潤んだ目で譲を見る
綾乃が頷いた

「　言わないと！！　」

「　ご主人様・・綾に、・・お願いします・・　」

「　どこに？　」

「　綾の・・オ・・お〇〇こに・・・　」