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東京帝大生御下宿「西片向陽館」秘話~女中たちの献身ご奉仕
第3章 女中 千勢(ちせ)
 誠一が、蜜壺の内壁に感じる肉球の滑(ぬめ)りで、強い快感を受けながら突き続け、やがて上体を起こして掛け布団を跳ね飛ばすと、千勢も 「ご主人様・・・。」 と喘ぎながら、腰を高く持ち上げ、内股に力を入れて男根を締め付けた。誠一は、まるで、亀頭の回りで蠢(うごめ)く肉球の隙間に、潤滑油を注入するかのように幾筋も射精した。

 蜜壺は息をするように収縮を繰り返し、注がれた精によって、ますます滑らかさを増した肉球が、男根を回し撫でるような緩い快感が続いた。誠一は、しばらく、そのまま千勢を抱いていたが、やがて挿入を解いて、 「今朝は楽しかったよ。有難う。」 と、ねぎらいの言葉を掛けた。千勢は誠一の顔を見上げながら、 「今日初めて寝間でのご奉仕をさせていただくので、少し不安でしたが、優しくしていただき有難う存じます。」と、殊勝に礼を言った。それから、後始末をして、周りにあった下着を手に取ると、誠一に背を向けて身繕いをした。

  セーラー服を着終わると、「次のご予定は土曜日の夜ですね、ご主人様。」 と言って、また悪戯(いたずら)っぽい目で誠一を見詰めながら、後ろ手で襖を開き、クルリと体を回して部屋を出ていった。ふわりと浮くように回ったスカートから覗いた、スラリとした白い脚が、誠一の目に焼き付いた。

                   ☆
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