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東京帝大生御下宿「西片向陽館」秘話~女中たちの献身ご奉仕
第3章 女中 千勢(ちせ)

やがて、千勢が唇を離して、深く息を吐くと、誠一は寝間着を脱ぎ、改めて千勢を抱き締めて布団に倒れ込んだ。初冬の朝、部屋に手火鉢はあっても、少し肌寒さを感じた誠一は、二人の上に掛け布団を引き寄せ、千勢に腕枕をしてやって、もう片手で弾力のある乳房を揉んだ。千勢が、体をくねらせながら、誠一の耳元でささやいた。
「ああ、温かい。千勢は、こうやってお布団の中で、ご主人様にくっついているのが大好きでございます。」
「千勢は、さっき自分で、<まだ床の中ではそんなに多くのことは出来ない>と言っていたけど、私はもっと経験が浅いんだ。まずは、千勢が出来ることを教えてくれないか。」 と、誠一が正直に気持ちを伝えると、千勢は、 「お気に召すと良いのですが。」 と、短く返事をして、腕枕をしてもらっていた頭を持ち上げ、再び悪戯(いたずら)っぽい目で誠一の顔を覗き込み、微笑んだ。そして、そのまま布団の中でモゾモゾと動いて、体の向き入れ替えて誠一に覆いかぶさった。
「ああ、温かい。千勢は、こうやってお布団の中で、ご主人様にくっついているのが大好きでございます。」
「千勢は、さっき自分で、<まだ床の中ではそんなに多くのことは出来ない>と言っていたけど、私はもっと経験が浅いんだ。まずは、千勢が出来ることを教えてくれないか。」 と、誠一が正直に気持ちを伝えると、千勢は、 「お気に召すと良いのですが。」 と、短く返事をして、腕枕をしてもらっていた頭を持ち上げ、再び悪戯(いたずら)っぽい目で誠一の顔を覗き込み、微笑んだ。そして、そのまま布団の中でモゾモゾと動いて、体の向き入れ替えて誠一に覆いかぶさった。

