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雨が好き
第109章 雨のように
彼と目が合う。
少し顔をずらすようにして、
また、キスをする。

触れ合っているからだとこころ
ただ、あったかい。

「ねえ・・・蒼人さん・・・」
「なに?みなとさん」

なんて、言ったらいいのかな・・・
私、今、すごく幸せで
身体の奥にあった、自分でもどうしようもない
怖かったなにかが、溶けてしまったみたいなの

「好きです」

言葉が見つからなかったので、
私はまた、彼に好きと言った。

「僕も」

彼が答えてくれる。
そう言われて、また嬉しくなる。
そっと髪を撫でられて、
とても、とても深く安心して・・・

雨の音に包まれて
夜が優しいと、私は多分、
とても、久しぶりに感じることができた。

「みなとさん?」
「なに?蒼人さん・・・」

降り積もる、何気ない言葉
雨のように、雨のように

私はきっと、この夜のことを、生涯忘れないだろう。
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