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雨が好き
第104章 つながり
「じゃあ、行きましょう」
そう言って、すっと手を出してきた。

それが、手を繋ごうっていうサインだって気づいて、
私の胸がほわっとあったかくなる。
思わず小走りに駆け寄って、彼の手をきゅっと掴む。

手と手が、つながる
蒼人さんと、つながっている
一緒に、歩いている
それは、嬉しいことだった。

彼の方はもしかして、何気なくしてるのかもしれない。

でもね、蒼人さん、これね・・・
私にとってはすごく、すごく大きいことなんだよ?
心の中でそっと、言ってみる。

「どうしました?みなとさん」
そんな事を考えていたら、なんだかじっと彼の方を見つめてしまっていたみたいで、
そんな風に聞かれてしまって、私は慌てて首を振る。

「ううん、何でも・・・ないの」
そして、彼がいない時、私が見たものを
聞いたことを、
歩きながら、
たくさん、たくさん、お話する

つながった手が、とてもあったかかった。
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