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女性のための犯され短編集
第21章 恋した同級生に犯される
「買う?ってっ……そんな、クラスメイトなのにおかしいよ。意味わかんないよ……!」
「いくら出せる?」
「……っ」
からかわれている。追い払おうとしている。
そうわかっていても、彼女の心は揺れた。彼をこのまま見ず知らずの女に渡したくなかった。なぜだか、自分でも理解できない衝動に突き動かされ、彼女は震える手で財布を取り出した。
「……こ、…これしか、ない…!」
差し出したのは、くしゃくしゃの千円札が2枚。
彼女の手は震えていた。
彼の目が一瞬、驚きに丸くなる。
すぐに彼女は逃げ出すと思っていた彼にとって、この行動は予想外だった。
「……マジの馬鹿なの?」
彼は低く呟き、彼女の手から札を受け取る。
彼女は頷くしかなかった。
心臓がうるさい。自分が何をしているのか、まだわからなかった。
ただ、彼の目が彼女を捕らえ、離さない。その視線に、彼女は抗えなかった。
「……こっち来い」
彼は彼女の手首を掴み、路地の奥へと引っ張る。
薄暗いコンクリートの壁に囲まれた狭い空間。繁華街の喧騒がフッと消え去り、彼女の背中が冷たい壁に当たる。
彼は彼女をそこに押し付け、再び顔を近づけた。

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