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女性のための犯され短編集
第21章 恋した同級生に犯される

「あんた制服のままでホテル入れねぇから、ここで我慢して」

 スッ───

 顎をすくわれ……上を向かされる。

 迫る顔に耐えきれず、ぎゅっと目を閉じた。

「──…」

 そんな彼女の反応を見た男は、唇どうしが触れる寸前で動きを止める。

 それから……煙草の香りが残る長い溜め息を吐き出した。

 ビクリと怯えた身体へ片腕を巻き付かせ、まさぐるように這わせる。もう片方の手は彼女の制服のボタンを外した。

 肌が外気に晒されていく──。

 さらに腰から背中側に入りこんだ手が下着のホックを外すと、ゆるんだそれから解放された膨らみが彼の前に露わになった。

「ぁ……ゃ、だ…っ」

「嫌なら逃げろよ。そしたら他の女のとこに行くだけだ」

 その言葉に、彼女の心が軋む。

 他の女。さっきの派手な女性の顔が脳裏に浮かぶ。

 彼女は唇を噛み、目を閉じた。逃げない。逃げたくない。こんなに怖いのに。

「ぃ……いい、大丈夫、続けて……!」

 震える声で、彼女は呟いた。彼の目が驚きに揺れるが……すぐに濡れた光を宿した。

「覚悟しろよ」

 囁いた唇が首筋に迫り、鈍い疼痛(トウツウ)が走る。

 その後に舌でザラりと舐め上げられて、背筋がゾクゾクと震えてしまった。

 密かに惹かれていた同級生と、いきなり外でこんなこと……!大きな羞恥に襲われて、自分の馬鹿さに泣けてくる。

 そうしている間にもボタンをはずされた制服を脱がされ、素肌を直接触られる。

「んふぅ‥…ッ、ん、ぁ」

 背中や脇腹…胸の下を這うように撫でられて、ビクンと身体が反応する。

 震える柔肌を堪能する男の指は、胸のふくらみも包んでから──ふたつの突起を優しく弾く。



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