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第20章 アダルトショップで犯される

　男は興味深そうに身を乗り出した。

「おや、まさか故障ですか？それとも…気持ち良くなかった？」

　彼女は首を振って、消え入りそうな声で続ける。

「い、いいえそんな//…その、逆で……」

「逆？というと」

「刺激が、強すぎてっ……我慢、できなくて、すぐに手を離してしまうから……！その、もう少し、優しいのがあれば……と、思って」

「……」

　それを聞いた男の唇が、ほくそ笑むように歪んだ。

「なるほど。刺激が強すぎて使えないと」

「は、はい…」

「そうですね……それなら、ぴったりなものが２階にありますよ。すぐに紹介できるので、どうぞ先にあがっていてください」

「え…！？」

（ぴったりなもの？）

　彼女は戸惑いながらも、男の言葉に押されるように階段を上った。

　２階は１階より薄暗く、商品が雑然と並ぶ空間だった。そこにも、彼女にとっては新鮮な世界が広がっていて、思わずチラチラと観察してしまう。