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女性のための犯され短編集
第18章 無言の責め苦に犯される



「‥ッ‥はっ‥!?‥ぁへ‥‥?──‥なに、を」

 .....カチッ

 ブブ、ブブ



 ブブブブブブブブブブブブ!!!



「‥‥ッッッ‥‥ぁ‥はああああ‥‥!?」

 それは、先ほどまで彼女を苛んだバイブだった。

 スイッチが入ると、低い振動が直接鼓膜に響き渡る。ブーン、ブーンと、耳から脳へ、身体の芯へと振動を叩き付ける。

「いっやああああああ♡♡」

 その振動音は、もうそれだけで恐ろしい快楽を想起(ソウキ)させるに十分だった。

 彼女の身体が条件反射のように発情し、あらゆる神経が剥き出しにされたように敏感になる。

「ああああっ‥‥//‥とめてえ!この音っ‥‥♡ 嫌だァ‥‥とめてええ‥‥!!」

 ブブブブブブ...ブブブブブブ....!

「いやだああああ‥‥ッッ‥//」

 恐怖と快感が交錯し、悲鳴が喉から迸る。身体が勝手に熱く昂り、腰が壊れた玩具のように跳ね上がる。

 男はその状態を見計らい、新たな責めを始めた。

 濡れた刷毛のような柔らかいものが、彼女の乳首と肉芽の先端をそっと撫でる。これまた触れるか触れないかの絶妙な加減で、じっくりと、じっとりと。

「──は!?ああ!?‥っあ‥あああああっ‥‥♡♡」

 何度も

 何度も

「はあああああ!やあああああ!‥ッッ‥ああああん///」

 延々と嬲られ続ける。

 壊れた玩具のように痙攣し、意識が飛びそうになる。

「あああああん//‥やあああっあっ‥‥!
 あっあっ‥はあぁああああ~~♡♡」
 
 その声はもはや抵抗ではなく、語彙を失い、快楽に溺れるだけのものに変わっていた。

 刷毛の柔らかい毛先が敏感な突起をくすぐり、濡れた感触が快感を増幅させる。柔らかなハケがもたらすどこまでも甘い甘い責め苦に…身体が熱く疼き、脳の芯まで溶かされる。

 だが表皮をいたぶるばかりの刺激だけでは、変わらずイクことが許されず、果てしない快楽の淵を彷徨うしかなかった。



「───…」



 男はいったいどんな表情で彼女を見ているのか。

 目隠しをされているから知るわけもない。バイブの振動音に支配された聴覚では、男の気配を感じることさえできなかった──。



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