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女性のための犯され短編集
第18章 無言の責め苦に犯される

 2時間以上が経っただろうか。彼女の声は掠れ、涙と汗で顔がぐしゃぐしゃになっている。

「先っぽ‥‥‥先っぽやだあああ‥‥// キツいの‥‥っ
 ‥‥キツい!‥つらいいっ‥‥!‥お願いっ‥やだぁ//」

 今の彼女は、ひたすら同じ場所にバイブを当てられて嬲(ナブ)られていた。

「イケない!‥ッッ‥‥あああ‥‥もぉ、やめてぇ‥!」

 ブブブブブブブブブブブブ.....

 肉芽と乳首の先端ばかり。凹まないぎりぎりの位置をキープしてずっと振動を送り込まれている。

「先っぽやめてぇぇ‥‥やめてぇぇ‥‥‥//
 お願いっ!聞いて!ねえ!‥ねえ‥っ‥‥!」

 どれだけ懇願し、身をよじろうとも離れない。ギシギシと椅子をきしませて暴れても、離れることはおろか、強く押し付けることもできない。

 喘ぎ泣く声が響き、絶頂すら許されず身体が限界を超える。男はそれでも止めず、女の急所をバイブで嬲り続けていた。

「もお‥許してええええ‥‥‥‥// どうしてっ!?
 なんで何も言わないの‥っ‥‥!?ねえ!」

 相手の要求も何も無いから、この責め苦がいつまで続くのか検討もつかない。

 錯乱しそうなほどの快楽と苦しみの狭間で彷徨う。



 (死ぬ!死ぬ!死んじゃううう……っ……!)



 ブブブブブブブブ.....ブーン

 ......カチッ



「ああんっ‥ああんっ‥‥やあああ‥‥ッッ‥‥//」


「──‥」


「あっ‥‥あああ‥‥、あああ‥‥!?」



 いつの間にかバイブのスイッチがOFFになっていたと気が付くのにも、時間がかかってしまった。

「あ゛‥‥!?‥‥ああ、ああっ‥‥?」

 冷たい金属の感触が、離れて、いなくなる。


(……お、おわ、り?)


 カチャ、カチャ、カチャ


(終わった……の……!?)


 やっと、解放された。

 彼女は安堵と疲労でぐったりと椅子に沈み込む。


 カチャ、カチャ、カチャ


 ──しかし、休息は束の間だった。

 頭のほうで何やらガチャガチャと音がする。金属的なものが動く気配。男が彼女の頭をもって位置をさだめ、両耳に何かを押し込んだのだ。



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