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女性のための犯され短編集
第18章 無言の責め苦に犯される


「んっ…やめ て……んんんっ……!」

 声が震え、涙が目隠しの下に滲む。


「──…」


 大人しく口を開けない彼女に対して──男は無言のまま唇を離し、次の行動へと移った。



 カチャ....


 耳に届いたそれは金属が触れ合う音だった。

 次の瞬間、彼女の肌に冷たい何かが触れる。

「ひっ……いや……!」

 首元から服の内側にはいり鎖骨に当たったそれは、ゆっくりと動きながら肌に触れたり離れたりを繰り返す。

 ジョキ...ジョキ....

(もしかし て……!?)

 触れたそれがハサミで、着ている服を切り裂かれているのではと知ったのは少し後のことだった。

「や……やめてください……っ」

 懇願は再び虚しく響き、男の手は無情に動く。

 布が切り裂かれる音が耳を刺す。シャツが、ズボンが、少しずつ剥ぎ取られていく。ブチッ、ブチッと糸が弾けるたび、彼女の身体が小刻みに跳ねた。

 ジョキッ...ジョキッ....ブチッ

 男の手は容赦なく続き、下着までも切り開かれ、全裸にされた彼女は羞恥と寒さに震えながら息を詰まらせるしかなかった。

「ぁ………ぁ………!」

 冷たい空気が剥き出しの肌を撫で、背筋が凍る。

 男の手が一瞬、彼女の肩に触れ、その感触に身体が硬直した。抵抗しようと身をよじっても、拘束された手足はビクともしない。

 やがて、彼女の太腿に何か細長いものが触れた。

「ひっ……!?」

 先端が細く、丸く、滑らかな感触。

 低い振動音が響き始めた時、あまりの恐怖につま先まで石のように硬直してしまった。


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