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女性のための犯され短編集
第18章 無言の責め苦に犯される

ブーン....ブブブブ....
男は無言のまま、その先端を彼女の肌に這わせる。
太腿の内側をゆっくりと往復し、膝裏を掠め、腹部へと這い上がる。微弱な振動が皮膚をくすぐると、固まった彼女の身体がピクンピクンと反応した。
(コレ…!?当てられてるコレってまさか…?)
金属の丸い先端が脇腹をなぞると、くすぐったさと奇妙な疼きが混じり合い、彼女の息が乱れる。
「やめて……やめてください……」
掠れた声で訴えるが、男は聞く耳を持たない。
振動する金属は彼女の鎖骨を辿り、肩のくぼみを震わせ、胸の膨らみの縁を丁寧に這う。乳首には決して触れず、その周囲を執拗に焦らすように円を描く。
間違いない──コレは彼女を犯すための性具だ。
いわゆる電マよりだいぶ小ぶりだが、バイブというやつだろう。だが小さいぶんその振動は局所的で、暴力的だった。
「ぁ………はぁ‥‥‥ッ」
振動が皮膚を通じて伝わり、彼女の身体が熱を帯び始める。
バイブは下腹部へ移動し、骨盤の窪みを震わせ、太腿の付け根を何度も往復する。
それが最も恥ずかしいトコロへ近付くたび、彼女の腰が無意識に跳ねたが、男は決してそこには触れさせない。彼女の神経が徐々に過敏になっていく。
ブブブブ....
男はさらに焦らしを続けた。
尻の下をくぐったバイブを背中に這わせ、背骨に沿ってゆっくりと上下させる。
振動が骨に響き、彼女の身体が震えた。肩甲骨の間をなぞり、首筋に近づくと、彼女の喉から小さな喘ぎが漏れる。
「ぁっ……ぁぁっ……ぃゃ……!」
羞恥と恐怖が混ざり合い、頭が混乱する。
男がバイブを脇の下に滑らせ、窪んでいるところの敏感な皮膚を震わせると、彼女の身体がビクンと跳ねた。窪みをグリグリと捏ねられたとき、単なるくすぐったさとは違う感覚に襲われた。
汗が滲み……肌が熱くなる。焦らしは果てしなく続き、彼女の意識がぼやけ始めた。

