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第15章 イメクラの講習ーサトル店長ー

机に並んで座ると、心結は自分の過ごしている日常を演技で再現していく。

「おはよーっ!!昨日の夜にやってたアイドルライブ見た？」

「あぁ。昨日、夜ご飯食べてる時に、やってたね？好きなアイドル出てたの？」

「うんっ!!大好きなアイドルが出てたんだ～」


そんな話をしながら、心結はサトル店長に体を少し寄せて、両手で彼の肩を掴む。

「サトルくん？今日、ちゃんと宿題やって来た？」

「なんだよ？宿題なんてやったって意味ねぇだろ？もしやったら、心結がキスしてくれんのか？」

「えーっ!!何を急に………キスなんて……」

恥ずかしそうに目を伏せる心結。

この演技ならできそう……

学校生活って話だと、作っていきやすいな……

「もうっ!!私の事なんて好きじゃないくせに、そんな事を言って～。本当に好きな人にしか言っちゃダメっ」

可愛らしくお姉さんのように注意する心結。

その瞬間、心結は智樹との記憶を思い出した。

同じような事があったなぁ……

中学の頃にだったかなぁ……