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第39章 カレー



 そうは言ってもやはり寝不足は累積してはいるようで、相馬は船を漕ぎ始めた。



「相馬……やっぱり、ちょっと寝たら?」

「んー」



 迷う素振りは見せても、結局強くは抵抗せずに、相馬はベッドに横になった。

「部屋、好きにしてもらっていいから」



 うん、ゆっくりおやすみ。



 買い物は来週ということになって、相馬が頭からブランケットを被って寝ている間、私は本棚の本を読んでみたり、スマホをいじってみたり、相馬の隣でうとうとしてみたりして過ごしていた。

 夕方になっても相馬が起きないので、私は日傘をさして家を出た。



スマホで調べながら辿り着いた近所のスーパーは、職場と反対の方面で、結構品揃えのいい大きめのスーパーだった。
一軒家多いもんな、このあたり。

買い物袋を提げて相馬の家に戻っても、まだ相馬は寝ていた。
今から始めれば、ちょうど七時ぐらいになるだろうか。



よし。


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