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unbalance
第32章 ロングアイランドアイスティー
「言っとくけど、はじめから襲うつもりで家呼んだわけじゃないからな」
「ほ……ほんとにぃー?」
おおげさに、疑わしげな目を向けてみる。誤魔化しの水を口に含みながら。
「そりゃ、まあ……期待しなかったと言えば嘘になるけど……」
相馬はきょろきょろと目を泳がせて、
「……でも、手ぇ出すつもりじゃなかったのは本当だよ」
まあ……あの日、手を出したのはどちらかというと。
「好きな子にあんな格好されて、理性ぶっ飛ばない男はいない」
「か、格好?」
格好は、相馬が用意してくれたんじゃ――
「ほんと、俺じゃなきゃあの場で襲ってたぞ。まったく、よく我慢したほうだよ」

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