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カクテルバー 『cross×』
第2章 ドライ・マティーニ♪

出会いの日と別れの日が同じ記念日。
色んな意味での忘れられない記念日。
その日に私は『cross×』を訪れていた。
そして、マスターが1年前に約束してくれた…
アレンジしたマティーニを飲んでいる。
「ドライ・ベルモットの代わりに甘口のスィート・ベルモットを使ってるから、少し優しい味でしょう?」
「うん、今の私にぴったりだわ♪」
「ハハハ 、それでも度数は高いからゆっくり飲んでね!」
そう言って笑うマスターの笑顔が優しい…
「はい。相変わらすの呑兵衛ですあはははっ!」
こんな会話が出来る日が来るなんて…1年前は思わなかった。
何日も何日も泣いて…
別れた事を後悔もした
逢いに行こうか考えた事も何度もあった…
でも、逢えば別れが辛くなるし 何よりあなたを苦しめる
心がずっと痛かった…
友人はそんな私を心配して旅行、カラオケ、スポーツジム… 一緒に楽しんでくれた。
ひとりになった私に、アプローチしてきた人もいた…
でも、もう少し癒しの時間が必要だった…
色んな意味での忘れられない記念日。
その日に私は『cross×』を訪れていた。
そして、マスターが1年前に約束してくれた…
アレンジしたマティーニを飲んでいる。
「ドライ・ベルモットの代わりに甘口のスィート・ベルモットを使ってるから、少し優しい味でしょう?」
「うん、今の私にぴったりだわ♪」
「ハハハ 、それでも度数は高いからゆっくり飲んでね!」
そう言って笑うマスターの笑顔が優しい…
「はい。相変わらすの呑兵衛ですあはははっ!」
こんな会話が出来る日が来るなんて…1年前は思わなかった。
何日も何日も泣いて…
別れた事を後悔もした
逢いに行こうか考えた事も何度もあった…
でも、逢えば別れが辛くなるし 何よりあなたを苦しめる
心がずっと痛かった…
友人はそんな私を心配して旅行、カラオケ、スポーツジム… 一緒に楽しんでくれた。
ひとりになった私に、アプローチしてきた人もいた…
でも、もう少し癒しの時間が必要だった…

