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カクテルバー 『cross×』
第2章 ドライ・マティーニ♪

店の外の煉瓦の壁にもたれ…通りを歩く人も気にせずに肩を震わせ泣いた…
荷物を置いて店から出たまま、暫く戻らない私を心配して、マスターが出てきた。
私の様子を見て状況を察したのか、荷物を取りに行ってくれた。
「コウさん…大丈夫?ちゃんと帰れる?
こんな時、何も出来ないな…」
「ありが…とう…ヒク…お会計を…」
「要らないから…だから、また来てよ…こんどは少しアレンジしたマティーニをご馳走するから…ね」
肩に当ててくれたマスターの手が…温かく優しかった。
――――
荷物を置いて店から出たまま、暫く戻らない私を心配して、マスターが出てきた。
私の様子を見て状況を察したのか、荷物を取りに行ってくれた。
「コウさん…大丈夫?ちゃんと帰れる?
こんな時、何も出来ないな…」
「ありが…とう…ヒク…お会計を…」
「要らないから…だから、また来てよ…こんどは少しアレンジしたマティーニをご馳走するから…ね」
肩に当ててくれたマスターの手が…温かく優しかった。
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