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淫夢売ります
第50章 無邪気な淫魔:口づけ
日々、順調であるかのように感じられてはいたが、ひとつ困ったことがあった。

女生徒たちの悪ふざけである。
特に私を悩ませたのは、常盤という生徒だった。

彼女を初めて認知したのはいつだったかよく覚えていないが、授業中に、じっと私の顔を見てきていた記憶がある。とにかく目が印象的だった。最初は数学が好きなのかと思っていたが、授業を聞いていてもそれほどノートを熱心に取っているわけではない。ただ、私を見つめているのだ。そして、目が合うと、赤い小さな舌がぺろりと唇を舐め、笑ったのだ。

その笑顔に、私は年甲斐もなくドキッとしてしまった。

こんなふうに大人をからかって反応を見る、そんな密やかな遊びをする生徒が幾人かいるのだ。咲希以外にも、最初の挨拶のときに『週何回?』発言をした宮原は相変わらず際どい質問をして私の反応を試そうとするし、進藤という学生は、やたらと短いスカートを履いてわざと私を追い越して階段を登ろうとした。

女子校の学生がこうも無防備なものだということを、私はここに赴任して初めて知ることになる。

ただ、こういった何人かの『問題児』の中でも咲希は飛び抜けていた。彼女は、人との距離が少し変わっているところがあったのだ。

「せーんせ!」
どん、と急に背中に柔らかな圧迫を感じる。耳元にかかる髪の毛からはふわりと優しいシャンプーの香りとその奥に密かに漂う女の匂い。胸の膨らみとしっとりとした湿り気を帯びた体温を感じる。

「こら!・・・常盤・・・危ないだろ!」

努めて冷静を装い、背中に飛びついてきた女子生徒、常盤咲希(ときわ さき)の手をそっと振りほどく。触れた彼女の手が思いの外ひやりと冷たかった。

なんで自分ばかりこんな目に、そう思うのだが、よく見てみると、相談に乗ってくれる南先生は50代だし、若い教員は女性ばかり。自分と同じ年代の男性教員は体育の堤先生だが、彼はあまり生徒からの評判がよくなかった。

つまりは性に興味がある生徒たちにとって、私は格好のおもちゃなのだ。そういう事情に、半年以上経ってやっと気づいた。
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