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淫夢売ります
第50章 無邪気な淫魔:口づけ
☆☆☆
「今日から君たちの数学Aを担当することになった、上条樹(かみじょう いつき)です」

覚悟はしていたが、教卓から眺める景色の違和感に、私は内心、少し怯えにも似た感情を抱いた。40名ほどのクラスは全員女子。当然だ。私が赴任した『私立 鳳(おおとり)学園』は全校生徒900名ほどの女子校だったからだ。

二人目の子供を授かり、子どもたちのためにもより多くの金を稼ぐ必要があったことから、思い切って公立学校の教員を退職し、この私立学園への就職を決めた。私のスキルを買ってもくれ、待遇は確かに良くなり、生活は潤った。しかし・・・

「せんせーっ!先生の家は週何回ですか!?」

就任の挨拶をして、なにか質問があるかと言った時の最初の反応がこれだった。クスクスと笑い合う生徒たち。男子校ではなくてもこういった下卑た質問が飛んでくるのだなと妙に感心するとともに、先が思いやられもした。

「まあ、そのうち慣れますよ。『そういうこと』に興味津々な年頃だし・・・。たぶん、上条先生が安心できる先生だ、って思われたってことだと思いますよ?」

同僚の国語科の南先生が励ますように言ってくれた。

ただ、性格的な面はとにかく、頭の出来はいい子ばかりだった。さすが、進学校を自認しているだけのことはある。教師として、教材研究をきちんと行って授業をすれば、手間をかけた分だけの手応えを感じられた。これは以前まで勤めていた公立校にはない良さだった。

赴任したのは春。そこから瞬く間に3ヶ月が過ぎた。中間テスト、期末テストを経て夏休みが訪れる。休みとは言え、別に仕事がないわけではない。二学期の準備はもちろんのこと、部活の副顧問としてバドミントン部の遠征に付き合ったり、合宿に同行したりとそれなりに忙しい。

休みが明けて最初の学力試験。当然、自分が教えているクラスの生徒たちの数学の成績が気になるところだった。結果を見ると、平均点としても、それぞれの生徒の出来としても、それなりに満足が行くものだった。個々の生徒の弱点や得意なところもよくわかり、指導方針も定まった感じがする。副校長からも『赴任してすぐなのに、上条先生のクラスは成績が良くなっている』と褒めても貰えた。
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