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淫夢売ります
第45章 仮面の夜会/三夜目:ゲリエール
元夫婦の寝室を今は私が一人で使っている。夫はリビングに布団を敷いて寝ていた。
寝室のベッドの上で少し首を回す。

ああ・・・なんか今日も疲れたな・・・

昼前に亜希子や里宇と合流しモルフェに入った。そこでカードを購入。ランチをしてから私は仕事があるからと先に離脱した。実際その後、事務室で先程の騒ぎがあったわけだ。亜希子や里宇と話すのは楽しいが、やっぱりちょっと気を使う。何に?と言うとうまく言えないのだが・・・。それに、午後のああいった「交渉」もとても疲れる。

人前ではあまり出さないが、やっぱりうんざりするときもある。

うまくいってるように見せなきゃいけない、
弱みを見せちゃいけない、
そんな思い。

それで疲れているのだろうか?でも、必要なことなのだからしょうがないだろう。

「ほんとに魔法がかかるなら、かけてみてほしいわ」

モルフェのカードを見つめてひとりごちする。

ま、絶対嘘だろうけどね。これで何もなければシュレッダーね、これ。

そんなことを思いながら、私はモルフェのカードを枕の下に滑り込ませた。
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