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淫夢売ります
第31章 白の花園:開く扉

ああ・・・ユミ・・・ユミ・・・
横になっているユミに手を伸ばす。
身体が自由に動かない。それでも、ユミに触れたい一心で、手を伸ばした。
ユミもまた、そんな私に気づいて、手を伸ばしてくれる。
互いの手が触れ合い、指が絡み、しっかりと握り合う。
「ユミ・・・」
「裕美」
抱きしめ合い、私たちは目を閉じる。
ただ、互いの肌を感じあう、幸せな時間。
ユミの鼓動が胸に伝わってくる。
ユミを抱きしめて、この胸にあふれる幸せを噛み締めながら、私はやっと思い出した。
私の、本当の気持ちを・・・そして、同時に、あの樹の下で何があったのかを。
「ユミ・・・」
「なに?」
「私・・・わかった・・・ううん、思い出したの」
目を開くと、ユミが私を見つめていた。
その目は優しい笑みを浮かべていた。
「うん・・・」
「私、あの日、告白したんだった」
そう、小学校3年生の7月18日。
私は、クラスメートで、ずっとずっと好きだった人に、
磯貝紀美子ちゃんに
告白をしたのだ。
横になっているユミに手を伸ばす。
身体が自由に動かない。それでも、ユミに触れたい一心で、手を伸ばした。
ユミもまた、そんな私に気づいて、手を伸ばしてくれる。
互いの手が触れ合い、指が絡み、しっかりと握り合う。
「ユミ・・・」
「裕美」
抱きしめ合い、私たちは目を閉じる。
ただ、互いの肌を感じあう、幸せな時間。
ユミの鼓動が胸に伝わってくる。
ユミを抱きしめて、この胸にあふれる幸せを噛み締めながら、私はやっと思い出した。
私の、本当の気持ちを・・・そして、同時に、あの樹の下で何があったのかを。
「ユミ・・・」
「なに?」
「私・・・わかった・・・ううん、思い出したの」
目を開くと、ユミが私を見つめていた。
その目は優しい笑みを浮かべていた。
「うん・・・」
「私、あの日、告白したんだった」
そう、小学校3年生の7月18日。
私は、クラスメートで、ずっとずっと好きだった人に、
磯貝紀美子ちゃんに
告白をしたのだ。

