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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第27章 『個人パーティーのサクラ』

そうお客様へのサービスを
こっちに五十嵐が要求して来て。
僕が…1人掛けのソファの上に
座ると…、それまでソファに座って
ショーを観ていた観客の1人が
すっと…ソファから立ち上がった。
そのスタイルはモデル並みで、
ドレスから伸びる四肢は
スラっとして…長さが際立つ
高身長のスレンダーボディ。
その顔は…マスカレードマスクで
隠しているが…真っ赤な口紅が
黒のドレスと黒のマスク姿が
一際…その赤を魅惑的に魅せていて。
顔が見えてない状況でも、
その下の素顔が美しいのだと
想像するに容易い感じで。
圧倒的な美女のオーラを
全身から放って居る。
大きめの1人掛けのソファに…
座っている僕の上に、
妖艶な美女が…跨って来て。
僕の肩に…その唇と同じ
真っ赤なデザインネイルが
艶やかな…光を放っている
手が伸びて来て…しゅるりと
絡みつく…、上から…視線が
注がれる…本能を刺激された
欲情した雌の目が…マスクの下から…
ギラギラとした色を見せつけて来る。
真っ赤な艶やかなぽってりした
プランパーを塗った唇よりも。
深紅の…キラキラとストーンが
輝いているネイルよりも…。
黒のマスクの下に潜んでいる、
ブラウン掛かった赤味を帯びた目の方が。

