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第34章 『土曜日の決戦を終えて　～旧レイン邸宅～』

「この辺りもライトアップしてたんですね」

『もし、あれだったら帰りに
ちょっと酔い醒ましがてらに
旧居留地の方に行ってもいいけどね』

あの辺りもライトアップしてるから
この時期歩くのにいいんじゃないと
仁が真奈美に提案して来て。
行きますと言ったんだけど。

お店は…小さそうな感じの佇まいで
中に入ると凄い天井が高くて
落ち着いた感じの内装のお店で。

グループのお客さんも居たけど
デートで使うお店みたいで
カップルとかご夫婦とかで
訪れている人も多くて。
女子会利用をしてる女性客の
グループとかも結構いる感じだ。

女性人気のあるお店みたいで
全体のお客さんの男女比は
女性の方が多い感じ。

仁さんが予約してくれていたのは
カウンターみたいになった
お座敷のテーブルで、２人が
横並びに座れるようになっている。

テーブルはずっと続いているんだけど
お隣さんとの間隔も広めで
透明なパーテーションで区切ってあるから
見えてるんだけど適度な距離感を
保てている感じで。自分達の会話を
ゆっくりと楽しめる雰囲気だ。