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濡れた砂漠の村
第1章 その村への旅
私は枕をいくつか、そしてブランケットを持ってあの展望台へと登る。興奮のなか階段をのぼり呼吸が乱れてしまう。地域の消灯時間を過ぎた夜中だ。完全な暗闇の中、視覚以外の感覚を頼って登ってゆく。そして着いた頂上。そこでブランケットかぶり、仰向けになる。星で埋め尽くされた夜空。いや、星の合間に、少し夜空があると言った方が良いか。隣には誰かの息づかいがあるものの、誰なのか思い出せない。ドレスの下半身が荒々しくめくりあげられる。私は彼を誘うように、ぱっくりと太ももを持ち上げながら開いてゆく。繊細な指使いで私の密林はかき分けられ、そこから溢れ出したものが全て、彼に吸い尽くされる。星がぐるぐると流れ始め、私は谷底へ落ちる。

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