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生きること、思うこと
第372章 意識不明Ⅰ
倫也さんはタクシーを飛ばして私の家に来てくれました。
私は倫也さんの顔を見ると安心したのです。
私は倫也さんにトイレに行きたい旨を伝えましたが身体は動かずトイレにも自分で立ち上がり行けなかったのでした。
倫也さんに頼んでトイレに連れて行って貰いました。
その後、倫也さんは私の姿を見てただ事ではないと感じたのでしょう。
こう言うのです。
「直ぐに救急車呼ぶからな…」
「え?救急車?」
「そうだよ、救急車だよ…」
でも私はその時、当時飼っていた犬のチョビちゃんと猫のクロちゃんの事が気になっていて自分が入院したとしたらこの子達は誰が面倒を見てくれるのだろう。
そんな事を考えていたのでした。
その旨を倫也さんに伝えるとこう言ってきました。
「チョビとクロちゃんは俺がここに泊まって面倒見るから心配するな…」
「会社はどうするの?」
「ここから通えば問題ないから…」
それを聞いて私は安堵したのでした。
倫也さんは直ぐに救急車を呼んでくれました。
救急車がサイレンを鳴らしながら我が家の近くまで来ました。
救急隊員の方に抱えられながら私はストレッチャーに乗せられて病院へと搬送されたのです。
病院に着くと直ぐに医師が駆けつけて来てくれました。

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