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生きること、思うこと
第372章 意識不明Ⅰ
私は医師の方にこう言ったのです。
「身体が動かないのですが…」
「動かないんですよね?脳梗塞の可能性もあるのでこれから検査をします…」
「はい、わかりました…」
その時はまだ話が出来て倫也さんとも会話が出来ていたのです。
倫也さんにこう話しました。
「チョビとクロちゃんは大丈夫かな?」
「大丈夫だよ、俺が見ててあげるから…」
「そう?ありがとう…」
「心配しないでいいから、ちゃんと医者に診て貰えよ…」
「うん、分かった…」
検査が始まるまで私はベッドに寝かされて病院の救急救命のある廊下で待たされました。
どれくらい待たされたのでしょうか。
待たされている間に私は意識を失ったのです。
次に気が付いた時、私は右腕に点滴を付けられてベッドで横になっていました。
何故、自分が点滴を付けられてベッドに横になっているのか分かりませんでした。
その後、意識がある時と無い時が交互にやって来ました。
私の意識は常に朦朧としており、現実なのか夢を見ているのか分からなかったのです。
ここから私の20日間にも及ぶ入院生活が始まったのでした。
次回へ続く。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございます。

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