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生きること、思うこと
第372章 意識不明Ⅰ
そんな事をどれくらい続けていたでしょうか。
私も覚えていないくらい長くそんな事を続けていたと思います。
そして、季節は移ろい確か6月の下旬近かった頃だと思います。
私はいつもの様に強い精神安定剤とアルコールを飲み午後を眠って過ごし夕方から起きて夜は夜で焼酎の水割りを飲み当時やっていたドラマを観て過ごしていました。
ドラマを観終わるとパジャマに着替えて睡眠薬と安定剤を飲みベッドへと潜り込み眠ったのです。
眠っていてふと夜中にトイレに行きたくなりベッドから起き上がり、足を床につけて立ち上がろうとした時でした。
私は足元からフローリングの冷たい床に叩きつけられるように崩れ落ちたのです。
その時、一体何が起きたのか分かりませんでした。
冷たい床に横になりながら身体を動かそうと思い動かしたいのですが動かないのです。
私はその時とても呑気にこんなことを考えていました。
(朝になれば身体も動くだろう…)
私は身体が動かないまま夜が明けるのを待ちました。
そして、夜が明けて窓からは朝日が差し込んできたのです。
ですが、それでも身体が動くことはありませんでした。
スマホはベッドの上に置いてあります。
どうにかして、そこに辿り着き彼氏さんである倫也さんに電話をしたいと思ったのです。
何とか身体を動かしベッドへと移動しスマホを取ることが出来ました。
そこで、私は床に転がりながら倫也さんに電話をしたのです。
「倫也さん?美月だけど、ちょっと夜中に突然倒れて動けなくなったの。家に来てくれる?」
「え?なんだって?動けないって?大丈夫か?直ぐに行くから待ってろよ!!」

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