この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
想い人
第9章 【続】第四章・一周年の想い人

「美空、顔真っ赤」
フッと優しく笑う透也に、心臓がまた慌ただしく動き出した。
「……いつか、美空の味噌汁を毎日飲めるような関係になりたい」
「え?」
真剣な透也の瞳……吸い込まれちゃいそう。
ねぇ、それって……
「でもほら、この前美空のお父さんに”20歳過ぎるまでは嫁にやらん”って言われたから」
「え? お父さん、そんな事言ったの?」
もー、お父さんてば‼︎
せっかくいい雰囲気だったのにぃ‼︎
膨れた私の頬に、透也の手がそっと触れた。
「だから、もう少し我慢する」
「……じゃあ私も我慢する」
チュッと軽く触れ合う唇。
「……”美空に似た可愛い女の子”はもう暫くお預けだな」
「え? 何?」
ボソッと呟いた透也の言葉が聞き取れなくて聞き返したのに、
「何でもない」
「気になるーっ‼︎ 」
意地悪く笑った透也は口を噤んでしまった。
フッと優しく笑う透也に、心臓がまた慌ただしく動き出した。
「……いつか、美空の味噌汁を毎日飲めるような関係になりたい」
「え?」
真剣な透也の瞳……吸い込まれちゃいそう。
ねぇ、それって……
「でもほら、この前美空のお父さんに”20歳過ぎるまでは嫁にやらん”って言われたから」
「え? お父さん、そんな事言ったの?」
もー、お父さんてば‼︎
せっかくいい雰囲気だったのにぃ‼︎
膨れた私の頬に、透也の手がそっと触れた。
「だから、もう少し我慢する」
「……じゃあ私も我慢する」
チュッと軽く触れ合う唇。
「……”美空に似た可愛い女の子”はもう暫くお預けだな」
「え? 何?」
ボソッと呟いた透也の言葉が聞き取れなくて聞き返したのに、
「何でもない」
「気になるーっ‼︎ 」
意地悪く笑った透也は口を噤んでしまった。

