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想い人
第9章 【続】第四章・一周年の想い人

「あ、すみません。18時に店を予約しているので…」
時計を見ながら透也が申し訳なさそうに話を中断した。
「あ、長々引き止めてすみませんでした」
「いえ、楽しかったです」
本当に、片山さんには勿体無いんじゃないかってくらいに河村さんはいい人だ。
”彼氏のうちの1人”だなんて言われて怒らないなんて、大人の男だなぁ……。
河村さんの方を見て感心していると、
「ねぇ、どこのお店? 一緒に行きたい」
ずっと暇そうにしていた片山さんが透也の手を握ってそう言っていた!
「人気だから予約しないと無理なんだ」
さりげなくその手を払いながら、透也が断ってくれる。
記念日だもん。絶対絶対邪魔されたくない‼︎
なのに、
「えーっ‼︎ 」
やだやだぁっと甘えた声で透也にベタベタ触れる片山さん。
時計を見ながら透也が申し訳なさそうに話を中断した。
「あ、長々引き止めてすみませんでした」
「いえ、楽しかったです」
本当に、片山さんには勿体無いんじゃないかってくらいに河村さんはいい人だ。
”彼氏のうちの1人”だなんて言われて怒らないなんて、大人の男だなぁ……。
河村さんの方を見て感心していると、
「ねぇ、どこのお店? 一緒に行きたい」
ずっと暇そうにしていた片山さんが透也の手を握ってそう言っていた!
「人気だから予約しないと無理なんだ」
さりげなくその手を払いながら、透也が断ってくれる。
記念日だもん。絶対絶対邪魔されたくない‼︎
なのに、
「えーっ‼︎ 」
やだやだぁっと甘えた声で透也にベタベタ触れる片山さん。

