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タワマン〜墜ちた女達〜
第11章 2人目〜湯中真千子~
「きゃっ!?あっ…。」

内側にドアが開き、引きずり込まれた真千子。しかし、室内は暗くほとんど明かりがない。目が暗闇に慣れていない真千子は動けずに呆然と立ち尽くす。

真千子を引きずり込んだ人物は暗闇でもスタスタと歩いて行き、ソファとおぼしきところに座る。

オロオロする真千子に対して、暗闇からようやく声がかかる。

「早くこっちに来るんだ。湯中真千子…。」

名前を呼ばれ、ビクッとする真千子。しかし、意を決してゆっくりと声がしたほうに歩みを進める。少しずつ目も慣れて来た。座っているのは声からしても、若い男のようである。

男の前まで来て真千子は目を凝らす。なんとなく見覚えがある。誰だろう…。知っている人間か…。そう思った時、ソファに座る人物が手元で明かりを操作した。

「あっ…、あなたは…!?」

薄く明かりがついた室内で、男の姿が浮かび上がり、真千子はその顔を見て、驚愕する。隣に引っ越してきた狩野だったのだ。

「よく来てくれました。真千子さん…。」

狩野がにやりと笑う。

「あ、あなただったの…。なっ、何が目的なのっ!こんなことしてっ!こんなことしてどうなるかっ!う、訴えるわよ!」

声を震わせながらも強気に訴える真千子。見知っている顔だったことで、若干、恐怖が薄らいだ。お互いタワマンに住む人間。外聞を気にする人間達がいる場所なのだ。しかし、狩野は意に介さなかった。

「どうなるも…不倫をしてる貴女が離婚させられるだけですよ?俺は天涯孤独の身。親兄弟もいない。金はある。どうにだってなりますよ。こんなことがバレて困るのは真千子さん、貴女だけですよ?」

「うっ…。け、警察に…。これは脅迫よっ…!捕まるわよ!」

「ここに来ておいて、今更何を…。貴女は警察に言えないからここに来たんでしょう?できるなら私はすでに捕まってますよ。」

真千子が必死に訴えても、狩野は余裕の笑みを崩さない。

「なっ…、何が目的なのっ…?お…お金…?あ、あなたお金持ってるでしょ!?」

「生娘じゃあるまいし…。こんな場所に呼び出されたんだ…。わかるでしょう?」

そう言って狩野は立ち上がる。スッと真千子に近づくと真千子を抱き締める。

「目的はあなたですよ…。真千子さん…。」

真千子を抱き締めた狩野の手がねっとりと服の上から、その豊満な身体を弄ってくる。ゾワゾワと恐怖が迫り上がる。
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