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タワマン〜墜ちた女達〜
第11章 2人目〜湯中真千子~
そんな風に自分に言い聞かせる。真千子は自分の身体で相手を夢中にさせ、逆に相手を取り込んでしまおうと前向きに考えるようにした。何なら、相手が上手ければ、不倫相手に変わって会うようにすればいいとさえ、考える。

真千子にはそれができるくらい、身体には自信があった。

覚悟を決めた真千子は、部屋を出る。マンションから少し離れたところでタクシーを拾う。ラブホの近くの住所を告げ、真千子は深くため息をつく。

覚悟を決めたとはいえ、不安は募る。どんな相手かもまだわからないのだ。ヤクザ関係かもしれない。そうなれば搾取されるだけである。そんな時は無理やり連れ込まれたと言って、乗り切るしかない。

シートで脚を組み、腕も組んでジッと考え込む真千子。爆乳がより強調され、むっちりとした脚がスカートから覗くエロさ満載の姿にチラチラと運転手がバックミラーで盗見てることにも気付かなかった。

タクシーがラブホの近くに到着する。降りる前にマスクをし、降りたら帽子も被る。すぐに真千子だとバレないようにと用心する。

ゆっくりと歩いて向かい、周りに人がいないことを確認して、素早く中に入る。そのまま迷わずエレベーターに乗り込む。
実は昨日、もう1枚の手紙が郵便受けに入っていた。そこに書かれていたのは、

【誰にも話していないようだな。覚悟は決まったか?明日、10時までに必ず来い。場所は確認したな?お前のお気に入りの場所だろ?部屋番号は603号室だ。待ってるぞ。】

といった内容だった。パソコンで打たれた手紙。真千子は写真だけ撮って、最初の手紙や写真もろとも、燃やしてしまった。

最上階の6階に着く。不倫相手とよく利用した部屋だ。6階は広く、ゆったりとした造りで、調度品もそこそこだ。タワマンでは中層より上だが、こんな時くらいは最上階がいいと、真千子が望んだのだ。

そんなこともあり、エレベーターが開くと、迷わず部屋に向かうつもりがぴたりと止まる。やはり緊張するし、怖い。
エレベーターの前で深呼吸を繰り返す。時計を見ると10時10分前。もう相手は着いているのだろうか。少しの間、ウロウロするが、誰が来るかもわからない場所にいつまでもいられない。
再度、深呼吸してから603号室の前に立ち、僅かに震える手で扉をノックする。

返事はない。もう1度ノックしたほうがと思った時に扉が開き、中に引きずり込まれる。
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