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4畳半でスワッピング
第24章 4畳半に戻って

二人が帰った後、僕はとがめる眼差しで桃代を見つめました。
だって、僕が会社で仕事をしている時に、桃代は隼人くんと浮気をしていたのですから。
桃代も僕を見つめ返します。
それがどうしたのよと言わんばかりの、反駁の眼差しで見つめ返します。
「おい、桃代」
「なによ」
「僕が会社で忙しく仕事をしている時に、お前は隼人くんを誘惑して、抱かれて、キッスされて、ハメられて、悶えていたんだな」
「誘惑したわけじゃないけど……、それがどうしたのさ」
「許さないぞ、こうしてやる」
二人の視線がバチンと衝突して弾けた刹那、僕は桃代をコタツテーブルの横に押し倒していました。
桃代が隼人くんにハメられて、悶える姿態が僕の脳裏にくっきりと投影されてよみがえったからです。

