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4畳半でスワッピング
第2章 引っ越しで

ふっと視線を感じて目の玉を戻すと、キッスをしながら春菜さんの目が笑っている。
その目を見つめて、僕は考えてしまう。

いま目の前で、勇樹くんが僕の妻のパンティを脱がそうとしているのに……、
チンポを勃起させて挿入しようとしているのに……、
春菜さんは、自分の夫が隣家の妻と抱き合っていても、セックスをしていても、嫉妬しないのだろうか? 平気なのだろうか?

まさか……もしかして……、春菜さんも勇樹くんも、スワッピングは初めての体験じゃないのかな……?
もしかしてこのアパートの、どこかの夫婦ともスワッピングを楽しんだことがあるのだろうか?

僕だって、想像したことがあるではないか。
知らない誰かと浮気をするよりも、夫婦を交換して乱れ合う方が刺激的だから、他人の妻との交合を妄想しながらマスをかいたことがある。

そんな機会は絶対にあり得ないと、僕は妄想の世界に閉じ込めてきたけど、勇樹くん夫妻の世界は、自由で開放的なのだろうか?
それとも僕の方が、モラルの壁にこだわり過ぎているのだろうか?


まあ、そんな事はどうでもいいか……、

今日は桃代と僕の、お互い公認の不倫なんだから、隣家の妻を抱きしめて、思いっきりセックスを楽しんでやるんだ。


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