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4畳半でスワッピング
第11章 受精の儀式

僕たちがコーヒーを飲み終えた頃、玄関のチャイムがピポポーーーンと鳴った。
ドアを開くと満面笑顔の桜子さんと、顔をこわばらせて緊張気味の冬彦さんが立っていた。
お姉さんの桜子さんは、とてもこれから荘厳かつ淫乱な儀式が始まるとは思えないような、屈託のない快活さです。
「こんにちわ。うふふ、みんな、よろしくね」
「うん、待ってたよ。冬彦お兄さんも上がって下さいな」
みんなは4畳半に移動して、車座に敷いてある座布団に腰を下ろした。
膝を崩して座る桜子さんのミニスカートの裾がススッとめくれて、僕はドキリとして目をそらしたのです。
座したところで話が弾むわけもなく、来訪の目的は明確なので、冬彦さんが口火を切りました。
「それじゃあ、さっそく受精の儀式を始めようか」
精子を授かる桜子さんが、僕を一瞥して立ち上がります。
「そうね、それじゃあ、お願いしますわ。あちらの布団に寝ればいいのかしら。春菜さん、儀式の介助をよろしくお願いしますね」
「はい、お手伝いさせていただきます」
桜子さんと春菜さんの二人は6畳の間に移動して、僕はグラビア雑誌を持ってキッチンに移動します。
4畳半には冬彦さんが座して、6畳の間で行われる儀式の様子をうかがい監視するのです。

