この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ただ一緒に居たいだけ
第17章 新しいカタチ

その日はコンビニで手に入る食材で簡単な夕食を作った。
お米も買ってキチンとご飯を炊いて食べたら、
慎吾さんは少しホッとした顔になった。
焙じ茶を淹れてマグカップでのんびり飲んでいると、
赤ちゃんが弱々しい声で泣き出した。
「凄いでしょう?
ちゃんと3時間おきにおっぱいの時間だって判るんだもの」と言って、立ち上がる。
焙じ茶用に沸かしたお湯が、
ちょうど良い温度に冷めてくれていた。
「本当におっぱい出るなら、
楽ちんなんだけどね?
哺乳瓶も煮沸消毒しなくて良いし。
でも、粉ミルクならパパでも授乳出来るのは、良いことかも。
慎吾さんがミルク、あげてみる?」
と言うと、
「首がグラングランして、怖くて」と言うので、
私が抱っこしてあげることにする。
「すぐに慣れるわよ?
こんなに小さくて頼りないのは今だけ。
スクスク大きくなるんだから」と言うと、
柔らかい顔で赤ちゃんの横顔を見ていた。
「恵吾にしようかな?
恵まれるっていう漢字で」
「まあ。
とても素敵な名前ね?
恵まれる吾子。
お母様のお名前も入ってるし、
とても良いと思うわ?
じゃあ、お名前で呼び掛けてあげましょうね?」と言うと、
また、慎吾さんは泣いていた。
「ほら。
また、泣いてる。
本当に恵吾さんのパパは、
泣き虫ね?」と笑った。
翌日も健吾さんは来れなくて、
土曜日の朝、
スーツケースを片手に来てくれた時は、
私は慎吾さんのジャージ姿で恵吾さんのお尻を浴室の洗面器で洗っている処だった。
健吾さんは、顔を見て、
ハッとした顔をした。
私はのんびり、
「恵まれる吾子で、
恵吾さんになったの。
後で、慎吾さんと役所に届け出、出して来てくださいね?
私は恵吾さんとお留守番してますから」と言った。
お尻が綺麗になって、
ミルクを飲むと、
恵吾さんはぐっすり眠ってくれたので、
大人3人で遅い朝食にトーストを焼いてコーヒーを淹れた。
お米も買ってキチンとご飯を炊いて食べたら、
慎吾さんは少しホッとした顔になった。
焙じ茶を淹れてマグカップでのんびり飲んでいると、
赤ちゃんが弱々しい声で泣き出した。
「凄いでしょう?
ちゃんと3時間おきにおっぱいの時間だって判るんだもの」と言って、立ち上がる。
焙じ茶用に沸かしたお湯が、
ちょうど良い温度に冷めてくれていた。
「本当におっぱい出るなら、
楽ちんなんだけどね?
哺乳瓶も煮沸消毒しなくて良いし。
でも、粉ミルクならパパでも授乳出来るのは、良いことかも。
慎吾さんがミルク、あげてみる?」
と言うと、
「首がグラングランして、怖くて」と言うので、
私が抱っこしてあげることにする。
「すぐに慣れるわよ?
こんなに小さくて頼りないのは今だけ。
スクスク大きくなるんだから」と言うと、
柔らかい顔で赤ちゃんの横顔を見ていた。
「恵吾にしようかな?
恵まれるっていう漢字で」
「まあ。
とても素敵な名前ね?
恵まれる吾子。
お母様のお名前も入ってるし、
とても良いと思うわ?
じゃあ、お名前で呼び掛けてあげましょうね?」と言うと、
また、慎吾さんは泣いていた。
「ほら。
また、泣いてる。
本当に恵吾さんのパパは、
泣き虫ね?」と笑った。
翌日も健吾さんは来れなくて、
土曜日の朝、
スーツケースを片手に来てくれた時は、
私は慎吾さんのジャージ姿で恵吾さんのお尻を浴室の洗面器で洗っている処だった。
健吾さんは、顔を見て、
ハッとした顔をした。
私はのんびり、
「恵まれる吾子で、
恵吾さんになったの。
後で、慎吾さんと役所に届け出、出して来てくださいね?
私は恵吾さんとお留守番してますから」と言った。
お尻が綺麗になって、
ミルクを飲むと、
恵吾さんはぐっすり眠ってくれたので、
大人3人で遅い朝食にトーストを焼いてコーヒーを淹れた。

