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ただ一緒に居たいだけ
第17章 新しいカタチ

夕方になって、健吾さんから慌てた様子で電話が掛かってきた時は、
散らかっている部屋を片付けていたので、
慎吾さんが電話を持ってきてくれた。
「あっ!」と言いながら電話に出た。
「健吾さん?
ごめんなさい。
慌てちゃって、連絡するの忘れてたの」
「えっ?
美波さん、何処にいるの?」
「東京なの。
慎吾さんのお家」
「慎吾の?
どうして?」
「えっとね。
何処から説明すれば良いのかな?
お嫁さんが居なくなって、
赤ちゃんのお世話、大変だから、
飛んで来ちゃったの」と言うと、
「そうか」と優しい声で言ってくれた。
「ちょっと慎吾に変わって?」と言われて、
携帯を慎吾さんに渡すと、
言葉少なに頷いていた。
そして、
「はい」って携帯を戻されて、
「今日はそっちに行けないな。
明日、仕事終わったらそっちに行くよ?」と言った。
「だったら、スーツケースに入れっ放しの布類、
少し持って来てもらえますか?
ちょっとお肌が荒れてて、
オムツも布にしてこまめに替えた方が良いかも。
柔らかいガーゼのタオルとか肌着とかも少しお願いします」と頼んだ。
電話を切って、
「夕食、何か作ろうと思ったけど、
何にもないのね?」と笑って、
「隣にコンビニ、あったよね?
ちょっと買い物してくる。
慎吾さん、何か要る?」と言うと、
そっと首を横に振った。
「ベビちゃん、お利口にしててね?
貴方のお父さん、すぐ、泣くから」と言って、
そっと頬に触れてから、
お財布を持って部屋を出た。
散らかっている部屋を片付けていたので、
慎吾さんが電話を持ってきてくれた。
「あっ!」と言いながら電話に出た。
「健吾さん?
ごめんなさい。
慌てちゃって、連絡するの忘れてたの」
「えっ?
美波さん、何処にいるの?」
「東京なの。
慎吾さんのお家」
「慎吾の?
どうして?」
「えっとね。
何処から説明すれば良いのかな?
お嫁さんが居なくなって、
赤ちゃんのお世話、大変だから、
飛んで来ちゃったの」と言うと、
「そうか」と優しい声で言ってくれた。
「ちょっと慎吾に変わって?」と言われて、
携帯を慎吾さんに渡すと、
言葉少なに頷いていた。
そして、
「はい」って携帯を戻されて、
「今日はそっちに行けないな。
明日、仕事終わったらそっちに行くよ?」と言った。
「だったら、スーツケースに入れっ放しの布類、
少し持って来てもらえますか?
ちょっとお肌が荒れてて、
オムツも布にしてこまめに替えた方が良いかも。
柔らかいガーゼのタオルとか肌着とかも少しお願いします」と頼んだ。
電話を切って、
「夕食、何か作ろうと思ったけど、
何にもないのね?」と笑って、
「隣にコンビニ、あったよね?
ちょっと買い物してくる。
慎吾さん、何か要る?」と言うと、
そっと首を横に振った。
「ベビちゃん、お利口にしててね?
貴方のお父さん、すぐ、泣くから」と言って、
そっと頬に触れてから、
お財布を持って部屋を出た。

