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ただ一緒に居たいだけ
第16章 再会と壁
メイちゃんの赤ちゃんが、
可愛くて嬉しいという気持ちは、
心からのことだった。


慌ただしい中も、
幸せな温かい気持ちで、
育児を手伝っていた。



でも…。


独りで眠る夜、
ふと気付くと泣いている自分が居た。


週末に健吾さんが来た時もそんな状態で、
健吾さんは黙って私を抱き締めてくれていた。




萌ちゃんと名付けられた赤ちゃんは、
みんなから大切にされて1日ごとに大きくなっていって、
メイちゃんも少しずつ回復していった。


1ヶ月ほどした処に、
慎吾さんとお腹が大きくなったルカさんがお見舞いにやって来た。


ルカさんは少しトゲのあるような顔で私を見て、
勝ち誇ったようにお腹を見せたような気がしたのは、
私の心のせいだと思った。


慎吾さんは、
とても辛そうな顔で、
私と目を合わせることはなく、
話も殆どすることはないまま、
お祝いを置いて帰って行った。



「お兄ちゃん、ルカさんと喧嘩ばかりしてるって言ってた。
家事もしないし、
注意してもお酒も煙草も辞めないしって、
心配してるみたいだったけど、
流石に今は辞めたよね?」




2ヶ月近く滞在して、
「もう、大丈夫です。
お父さんも、毎週大変だったでしょ?
そろそろ美波さん、返してあげるね?」とメイちゃんに言われて、
その週末、健吾さんと一緒に名古屋に帰ることになった。



久し振りに部屋に帰ると、
玄関に入った途端に健吾さんが抱き締めてキスをする。


「抱きたかった。
流石にあっちじゃ、
声、聴こえちゃいそうで我慢してたよ?」と言いながら、
そのまま抱き上げてベッドまで運ばれる。


「健吾さん、汗、かいてるから…」と言っても、
聞いてくれない。


「ダメ。
待てないよ?」と言って、
服を脱がせながら自分の服も脱ぐと、
上に重なって、
顔中にキスをして、
胸に貪りつく。


「あぁ…んっ…。
健吾さん…」

私の太腿に、
健吾さんの硬くなったモノが当たるので、
そっと握ってみると、
先からヌルヌルとした液が出ている。

それを伸ばしながら手を動かすと、
健吾さんは私の花芽を探って、
中に隠れている真珠のような尖りを擦る。


私も既に蜜で濡れてしまっていた。
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