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ただ一緒に居たいだけ
第15章 霧の中

披露宴の後、
渉さん達は二次会に行くと言っていた。
健吾さんは疲れ切っているお母様をホテルに連れて行くようだった。
私も両親をホテルに連れて行く為、
車を手配して貰う。
車寄せで健吾さんが私を呼び止める。
「美波さん、どうして?
連絡…」
「やっぱり、ただの親族が良いと思って…」
「携帯は?」
「変えたんです」
「お願いだから、連絡して?
話があるんだ」
私はそっと微笑んで、
両親の元に戻ってタクシーに乗り込んだ。
同じホテルに部屋を取っていたので、
そこで黒留袖を脱いでゆったりしたワンピースになる。
簡単な夕食を3人で取って、
翌日からの両親の予定を一緒に確認する。
明日から京都に2泊して、その後、関空からフランスに帰国することになっていた。
「仕事が休めなくて、
一緒に行けなくて…」と言うと、
「良いわよ。
次はフランスに来てね?」と言われた。
翌日、両親を東京駅まで見送ってから、
またホテルに戻った。
物凄く身体が疲れてしまっていた。
渉さん達が、今日の夜、
成田を出発してから一度自宅に戻る。
そして、翌日、引っ越しをしてしまうことにしていた。
渉さん達は二次会に行くと言っていた。
健吾さんは疲れ切っているお母様をホテルに連れて行くようだった。
私も両親をホテルに連れて行く為、
車を手配して貰う。
車寄せで健吾さんが私を呼び止める。
「美波さん、どうして?
連絡…」
「やっぱり、ただの親族が良いと思って…」
「携帯は?」
「変えたんです」
「お願いだから、連絡して?
話があるんだ」
私はそっと微笑んで、
両親の元に戻ってタクシーに乗り込んだ。
同じホテルに部屋を取っていたので、
そこで黒留袖を脱いでゆったりしたワンピースになる。
簡単な夕食を3人で取って、
翌日からの両親の予定を一緒に確認する。
明日から京都に2泊して、その後、関空からフランスに帰国することになっていた。
「仕事が休めなくて、
一緒に行けなくて…」と言うと、
「良いわよ。
次はフランスに来てね?」と言われた。
翌日、両親を東京駅まで見送ってから、
またホテルに戻った。
物凄く身体が疲れてしまっていた。
渉さん達が、今日の夜、
成田を出発してから一度自宅に戻る。
そして、翌日、引っ越しをしてしまうことにしていた。

