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ただ一緒に居たいだけ
第14章 嵐のような一夜

胸を掴んで、
健吾さんがつけた上から噛み付くようにされる。
「やめて?
お願い、慎吾さん…。
痛い…」
と言っても、慎吾さんはやめてくれない。
「背が低くて、
声も顔も可愛くて、
ニコニコしてて、
胸がデカい。
これ、オヤジのどストライクだから。
死んだ母さんもそんなだったし」
「お母さま…?」
「すんごい前だから、
あんま、覚えてないけど。
ばあちゃんに育てて貰ったようなもんだし、
オヤジ、仕事ばっかだったし…」
そんな話を聴いてると、
恵子さんと呼ばれていた、
乳がんで亡くなったというお母様のことを想って、
私は少し涙ぐんでしまう。
「ほら、そういう優しいトコもタイプだから、
危ないんだよ?
俺が誰よりも先に『アンジェラさん』と会ったんだからね?」
と言って頬にキスをする。
「アンジェラさんって…。
キャラ名じゃない?
じゃあ、私もキャラ名で呼ぶ?」と言うと、
「ダメ。
名前で呼んで?
俺も名前で呼ぶよ?」と見つめる。
どうしたら良いのか判らなくて、
私はそっと目を閉じた。
健吾さんがつけた上から噛み付くようにされる。
「やめて?
お願い、慎吾さん…。
痛い…」
と言っても、慎吾さんはやめてくれない。
「背が低くて、
声も顔も可愛くて、
ニコニコしてて、
胸がデカい。
これ、オヤジのどストライクだから。
死んだ母さんもそんなだったし」
「お母さま…?」
「すんごい前だから、
あんま、覚えてないけど。
ばあちゃんに育てて貰ったようなもんだし、
オヤジ、仕事ばっかだったし…」
そんな話を聴いてると、
恵子さんと呼ばれていた、
乳がんで亡くなったというお母様のことを想って、
私は少し涙ぐんでしまう。
「ほら、そういう優しいトコもタイプだから、
危ないんだよ?
俺が誰よりも先に『アンジェラさん』と会ったんだからね?」
と言って頬にキスをする。
「アンジェラさんって…。
キャラ名じゃない?
じゃあ、私もキャラ名で呼ぶ?」と言うと、
「ダメ。
名前で呼んで?
俺も名前で呼ぶよ?」と見つめる。
どうしたら良いのか判らなくて、
私はそっと目を閉じた。

