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ただ一緒に居たいだけ
第14章 嵐のような一夜

夕食はビュッフェスタイルだった。
4人で座って食事をしたけど、
私はあまり食欲がなかった。
乾杯だけと、あまり飲めないのに地ビールを飲んで、
酔ってしまったのかもしれない。
心配掛けないように、
「ちょっと酔ってしまったから、
お部屋で休むわね?
花火もお部屋から観ることにするね?」
と言った。
「ええ?
スパとか大浴場もあるのに?」と、
メイちゃんが言うので、
「のんびり入って来たら?」と言って、
部屋に戻って少しベッドに横になった。
慎吾さんから、
「大丈夫?
寝てる?」とLINEがきた。
「眠れなくて…。
何時なのかしら?」と返信すると、
「飲み物、持って行って良い?」ときたので、
あまり深く考えずに、
「どうぞ」と書いた。
小さいノックが聴こえたので、
起き上がってドアを開けると、
ビニール袋を持った慎吾さんが立っていた。
「どうぞ」と言って中に入って貰うと、
窓際のテーブルに袋を置いた。
「部屋の冷蔵庫、水しか無かったから。
ポカリと温かい紅茶、買って来たよ?
大丈夫?
ビールのせいかな?」と言う。
「ありがとう」と言うと、
「もうすぐ花火の時間だって?
一緒に観てても良い?」と言うので頷いた。
「良かった」と言いながら、
缶ビールの缶を袋から出したので、
コップとカップを出して2人でベランダに行く。
「部屋の灯り、消してくるね?
その方が花火、
綺麗に観えるかも!」と慎吾さんが一度、部屋に戻ってから、
外の椅子に座った。
「ちゃんとコップとかに入れて飲むのが、
美波さんぽいね?」と笑われてしまった。
「あっ…」と声が出てしまう。
そう。
花火が始まった。
最後まで2人、
黙って晩秋の花火を観ていた。
終わってからもしばらく真っ暗な海を観ていた。
「寒くない?」と言われて、
確かに身体が冷えていることに気づいて、
震えてしまう。
ゆっくり部屋に入った。
4人で座って食事をしたけど、
私はあまり食欲がなかった。
乾杯だけと、あまり飲めないのに地ビールを飲んで、
酔ってしまったのかもしれない。
心配掛けないように、
「ちょっと酔ってしまったから、
お部屋で休むわね?
花火もお部屋から観ることにするね?」
と言った。
「ええ?
スパとか大浴場もあるのに?」と、
メイちゃんが言うので、
「のんびり入って来たら?」と言って、
部屋に戻って少しベッドに横になった。
慎吾さんから、
「大丈夫?
寝てる?」とLINEがきた。
「眠れなくて…。
何時なのかしら?」と返信すると、
「飲み物、持って行って良い?」ときたので、
あまり深く考えずに、
「どうぞ」と書いた。
小さいノックが聴こえたので、
起き上がってドアを開けると、
ビニール袋を持った慎吾さんが立っていた。
「どうぞ」と言って中に入って貰うと、
窓際のテーブルに袋を置いた。
「部屋の冷蔵庫、水しか無かったから。
ポカリと温かい紅茶、買って来たよ?
大丈夫?
ビールのせいかな?」と言う。
「ありがとう」と言うと、
「もうすぐ花火の時間だって?
一緒に観てても良い?」と言うので頷いた。
「良かった」と言いながら、
缶ビールの缶を袋から出したので、
コップとカップを出して2人でベランダに行く。
「部屋の灯り、消してくるね?
その方が花火、
綺麗に観えるかも!」と慎吾さんが一度、部屋に戻ってから、
外の椅子に座った。
「ちゃんとコップとかに入れて飲むのが、
美波さんぽいね?」と笑われてしまった。
「あっ…」と声が出てしまう。
そう。
花火が始まった。
最後まで2人、
黙って晩秋の花火を観ていた。
終わってからもしばらく真っ暗な海を観ていた。
「寒くない?」と言われて、
確かに身体が冷えていることに気づいて、
震えてしまう。
ゆっくり部屋に入った。

