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ただ一緒に居たいだけ
第12章 お別れの筈なのに

オンライン家族会議の後、
2人にどこか、指輪について希望はあるのか訊いてみると、
メイちゃんはカルティエが良いと言うので、
3人でタクシーで銀座に向かった。
そして、
婚約指輪に小粒のダイヤモンドの入った指輪を選んで、
機械彫りでイニシャルと今度の日曜日の日付を入れて貰った。
渉さんへのお返しにと、
メイちゃんはシンプルな時計を選んで、
裏に刻印をして貰う。
それぞれ、箱に入れてリボンを掛けて貰う。
「うん。これで良いわね?
これを土曜日に交換しましょうね?
あとは…。
渉さん、ちゃんとしたスーツ、ある?
お仕事で普段使ってるのじゃダメよ?」と言って、
テーラーに行って、
オーダーメイドは時間的に厳しかったので、
イージーオーダーのスーツとシャツとネクタイを選んだ。
「これでOKね。
じゃあ、渉さんはメイちゃんを送ってね?
お母さんは、スーツ持って帰ってるから」と言って、そこで2人と別れた。
帰宅したら倒れそうになってしまって、
ソファにダイブした。
物凄く長い1日だった。
午前中に、
ルカさんからあれこれ言われたことが、
物凄く遠く感じた。
渉さんとメイちゃんが結婚することが決まった。
これで、慎吾さんは、
私の義理の娘の兄になる。
ってことは、義理の息子になるの?
そうでないとしても、
子供みたいなものになる。
健吾さんとも、
それぞれの父親と母親になるのよね。
やっぱり、
きちんと話をしておかないと…
と思って、
慎吾さんに電話をすることにした。
そうでないと、
週末の結納や親族顔合わせの時、
どんな顔をしたら良いか判らないから。
2人にどこか、指輪について希望はあるのか訊いてみると、
メイちゃんはカルティエが良いと言うので、
3人でタクシーで銀座に向かった。
そして、
婚約指輪に小粒のダイヤモンドの入った指輪を選んで、
機械彫りでイニシャルと今度の日曜日の日付を入れて貰った。
渉さんへのお返しにと、
メイちゃんはシンプルな時計を選んで、
裏に刻印をして貰う。
それぞれ、箱に入れてリボンを掛けて貰う。
「うん。これで良いわね?
これを土曜日に交換しましょうね?
あとは…。
渉さん、ちゃんとしたスーツ、ある?
お仕事で普段使ってるのじゃダメよ?」と言って、
テーラーに行って、
オーダーメイドは時間的に厳しかったので、
イージーオーダーのスーツとシャツとネクタイを選んだ。
「これでOKね。
じゃあ、渉さんはメイちゃんを送ってね?
お母さんは、スーツ持って帰ってるから」と言って、そこで2人と別れた。
帰宅したら倒れそうになってしまって、
ソファにダイブした。
物凄く長い1日だった。
午前中に、
ルカさんからあれこれ言われたことが、
物凄く遠く感じた。
渉さんとメイちゃんが結婚することが決まった。
これで、慎吾さんは、
私の義理の娘の兄になる。
ってことは、義理の息子になるの?
そうでないとしても、
子供みたいなものになる。
健吾さんとも、
それぞれの父親と母親になるのよね。
やっぱり、
きちんと話をしておかないと…
と思って、
慎吾さんに電話をすることにした。
そうでないと、
週末の結納や親族顔合わせの時、
どんな顔をしたら良いか判らないから。

